離れて暮らす親のネットと見守りチェックリスト|帰省前に確認
帰省するたびに、実家の小さな変化に気づくようになった。電話台の上に読まれていない郵便が積まれている。テレビの横の機械のランプが、前と違う色で点いている。
何から手をつければいいか分からないまま、休みが終わって帰ってしまう。そんな段階の人のために、帰省の前と帰省中に確かめることを一枚にまとめました。
全部を一度に片付けなくてかまいません。今回の帰省で一つ確かめられれば、それで十分な前進です。
このチェックリストの使い方
チェックリストは「回線」「固定電話」「見守り」「つながらないとき」の四つに分かれています。上から順に、分かったことに印を付けていきます。
確かめた内容は、家族の誰もが見られる場所(共有のメモなど)に残しておきます。次の帰省や、家族のほかの誰かが対応するときに役立ちます。
回線のチェック
まず、実家にどんな回線があり、誰の名義で、いくら払っているかを確かめます。ここが分かれば、解約も乗り換えも進められます。
- 実家にネットの回線があるか(光回線、ホームルーター、なし)
- 回線の契約先はどこか(NTT東日本・西日本、ドコモ光などのコラボ光、プロバイダー)
- 契約者の名前は誰か
- 毎月いくら、どこから引き落とされているか(通帳やカードの明細)
- 請求書と「開通のご案内」がどこにあるか
- 回線の機器(ONU・ルーター)がどこに置かれているか
NTT東日本の場合、手続きに使う「お客さまID」は フレッツ光契約時にお送りした「開通のご案内」または「料金請求書」に記載(出典: 公式ページ flets.com、2026-10-21確認)されています。書類の場所が分かれば、手続きを進めやすくなります。
回線を解約するときの順番は「実家の光回線を解約する手順」にまとめています。
固定電話のチェック
固定電話は、使っているかどうかと、どんな種類の電話かを確かめます。光回線を使う「ひかり電話」なら、回線と一緒に考える必要があります。
- 親が固定電話を使っているか(かけるか、かかってくるか)
- ひかり電話か、昔からの加入電話か
- 電話回線につながった見守りや警備の機器がないか
- 解約するか、休止するか、番号を残すか
電話回線を使う警備の契約について、NTT東日本は「ホームセキュリティサービスや他社サービスなど、NTT東日本以外の事業者と契約されているサービスについては、本手続きでは解約できません(出典: 公式ページ flets.com、2026-10-21確認)」と案内しています。電話を止める前に、警備会社や見守りサービスの契約を確かめます。
ひかり電話だけを解約するとき、NTT東日本は、ひかり電話ルーターの型番が PR-・RS-・RX- で始まる機器を使っている場合「ルータ機能が停止し、インターネットがご利用いただけなくなる可能性があります(フレッツ 光ネクスト ギガスマートタイプを除く)(出典: 公式ページ flets.com、2026-10-21確認)」と案内しています。ネットを残すなら、機器の型番を控えて、扱いを先に確かめてください。
加入電話を解約したあとで必要になると、NTT西日本では「新規のお申し込みとなるため、施設設置負担金が必要となります(出典: 公式ページ www.ntt-west.co.jp、2026-10-21確認)」とされています。NTT東日本は加入電話について「2026年5月1日以降、順次加入電話サービスの新規販売を終了、2027年3月31日以降、順次加入電話サービスを終了(出典: 公式ページ flets.com、2026-10-21確認)」と予告しています(時期はエリアによって異なるとされています)。
見守りのチェック
見守りは、何を知りたいかを先に決めると選びやすくなります。生活の動きが分かれば足りるのか、映像で確かめたいのかを、親と話しておきます。
- 親が見守りの機器を置くことに納得しているか
- 知りたいのは生活の動きか、映像か
- 実家にネット(Wi-Fi)があるか
- 通知を受け取る家族を誰にするか
- 機器を置く場所を親と決めたか
ネットがない家での選び方は「ネット環境がない実家の見守り」で、三つの方式に分けて整理しています。
Wi-Fiを新しく用意するなら「実家にWi-Fiを贈るなら」をご覧ください。自分の名義で契約したいときは「離れた実家のネットを自分名義で契約する手順」にまとめています。
つながらないとき、電話で親に伝える言い方
親から「ネットがつながらない」と電話がきたとき、専門用語を使うと話が進みません。目で見て分かることを、一つずつ聞いていきます。
| 聞くこと | 親への言い方の例 |
|---|---|
| 機器の状態 | 「テレビの横の白い箱、ランプは何色?点いてる?点滅してる?」 |
| 範囲 | 「スマホもテレビも、両方つながらない?」 |
| 置き場所 | 「箱を動かしたり、コンセントを抜いたりした?」 |
| 再起動 | 「箱の電源の線を抜いて、ゆっくり数えてから差し直してみて」 |
| 様子を見る | 「ランプが落ち着くまで、少し待ってからもう一度見てみて」 |
機器ごとの正しい手順は、各メーカーや事業者の公式サポートページに載っています。帰省のときに、実家の機器の型番と、公式サポートのページを控えておくと安心です。
ホームルーターを置いている場合は、置き場所に決まりがあるサービスもあります。たとえば SoftBank Air は「ご登録住所(設置場所住所)以外でのご利用はできません(出典: 公式ページ www.softbank.jp、2026-10-21確認)」としています。親が別の家に持ち出していないかも、念のため確かめます。
困ったときの相談先
ネットや電話の契約でトラブルになったときや、親の暮らしについて相談したいときは、公的な窓口があります。制度の詳しい説明は、各窓口の案内をご覧ください。
- 契約のトラブル(電話勧誘など): 消費者ホットライン
- 高齢の家族を狙うトラブルの情報: 国民生活センターの見守り情報
- 親の暮らしや介護の相談: 厚生労働省の地域包括ケアシステムのページ(地域包括支援センターの案内)